咲夜いつの一人語り

アウトプットしたいがための完全自己満ブログ

『重力ピエロ』を読んで

どーも。

咲夜いつです。

 

最近、節約のために、朝はパン二切れ、昼はカップ麺、夜はおにぎり二つ。という食生活を送っていたら、1週間程度で、体重が3キロも落ちてしまっていたので、吃驚しました。(;゚Д゚)!

 

栄養不足が原因なのか、心なしか体が思うように動きません。これからは、きちんと栄養を取ろうと思います。それはそうと、かりそめの極貧生活を送ったことで、白米は旨く、食パンは甘い。ということに気が付けたことは、いつにとってはプラスの出来事でした。

 

これから、どうやって稼いで生きていくのか。そろそろ本腰を入れて、計画を練らねばならない時が来ているのかもしれません。

 

 

はい、前置きは終わりにして、本の感想を書いていきたいと思います!!

 

本日紹介する本が、こちらです。

 

 伊坂幸太郎

『重力ピエロ』

 

重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

 

 

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この本は、一年前程前に実家に帰省した際に、実家の本棚に置いてありました。誰が買ったか知りませんが、多分もう読んだだろうということで、隙を見計らって丁重にパクらせていただきました。しかし、なかなか本を開く気になれず、最近まで本棚の奥で眠っておりました。

 

なぜこのタイミングになって、読む気になったのか分かりません。本は、読み手が心を開いて聞いてくれるのを、じっと待っていてくれたのでしょう。一晩かけて、スラスラと読み切ることができました。

 

伊坂幸太郎さんの本は、浪人時代に『ゴールデンスランバー』、大学二年時に『砂漠』、そして今回『重力ピエロ』と、二年間隔で読んでいます。偶然なのですが。

 

何て言えばいいのでしょう。読み応えとでもいうのでしょうか?

牛角の食べ放題に行った後のような感覚を味わうことができるので、私は伊坂幸太郎さんの小説が好きです。ただ、牛角もそうですが、間隔を開けないと、何か変な感じがするんですよね。伊坂幸太郎さんの小説は、いうならば高級レストランなのかな?

 

 

ということで、今回読んだ『重力ピエロ』なのですが、『ゴールデンスランバー』、『砂漠』よりも、ミステリー要素が強く(断言できませんが(;'∀'))、私個人的には三冊の中で一番好きでs、、、いや、『ゴールデンスランバー』の手に汗握る感覚も良かったな...。いや、『砂漠』の大学生ならではの、あの雰囲気も捨てがたい...。

 

私に順位なんてつけられません!!(なんでつけようとしたんだ( *´艸`)?)

 

この本の裏表紙に凄いことが書いてあるので、全文を引用させていただきます。

 

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、家事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

 

え、凄くないすか??

 

最後の一文。

 

溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。

 

って...。どんだけ褒め倒してんねん。もし自分がこの本の作者だったら、照れ死ですね。最近、若者たちが使う尊死(とうとし)なんて言葉がはやっているそうですが、そんなんで人は死にません。

 

*尊死:尊すぎて死んでしまうこと。

(例文:昨日、私の推しがカッコよすぎて尊死したわ~)

 

たとえ推しメンが仏様よりも尊かったとしても、人は死にません。

人は、羞恥心で死ぬのです。

 

小説の奇跡なんて書かれた日には、死にはしないまでも、恥ずかしさのあまり街も歩けなくなることは間違いないでしょう。

 

 

でも、誰が書いたか知りませんが、そう書きたくなっちゃうくらい良い本だったことは間違いありません。

 

私がこの本を読んで気になったのは、物語に出てくる挿話のバリエーションが豊富すぎるという点です。DNAからクロマニョン人、マイケルジョーダンからガンジー。他にも、私の知らない人物がこれでもかというくらい登場しました。

 

しかも、その挿話が全て、複雑に絡み合って繋がっていく。物語の最後のシーンは、それこそ溢れくる未知の感動。

 

私はこの小説を読んで、「伊坂幸太郎って、スゴイナ。」

そんな感覚に陥りました。

多分、小学生が中村俊輔選手のプレーを生で見て、「俊輔って、スゴイナ。」って、感じる感覚に近いと思います。何が起きているのか、はっきりと分からないけれど、なんかスゴイってことだけは分かる。そんな感覚でした。

 

物語が終わると、【参考・引用文献】のページがあるのですが、そこには26もの参考文献が...。さらには、DVDなども参考にしているようで...。

 

やべーー。すげーー。(^_-)-☆

 

俊輔のプレーを、初めて生で見た時の小学生みたいな感想しか述べることのできない。そんな私の心に、「羞恥」という名の雪が降り注ぐことになったのでありました。

 

 

重力ピエロ

重力ピエロ

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

映画化もされているみたいです。 

 

 

おしまいおしまい。

 

 

 

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