咲夜いつの一人語り

アウトプットしたいがための完全自己満ブログ

『自分の運命に楯を突け』を読んで

どーも。

2日ほど前からブログを再開した(今回が3度目)、

咲夜いつです。

 

ブログを始めては止め、

再開しては止めを繰り返している継続することが

できない困った性格です。

 

なんでまたブログを再開したのか気になった方は、

過去の記事を読んでください!

 

 

sakuyaitu.hatenablog.com

 

 

今日はですね~。

久しぶりに、

本の紹介をしたいと思います。

 

『自分の運命に楯を突け』

  岡本太郎

 

 

自分の運命に楯を突け (青春文庫)

自分の運命に楯を突け (青春文庫)

  • 作者:岡本 太郎
  • 発売日: 2016/04/09
  • メディア: 文庫
 

 

 

この本は、

いつを絶望のどん底から救ってくれた、

いつのバイブルです。

 

■はじめに

 

いつは、1年間の浪人を経験したのですが、

浪人したての頃に、深い絶望を味わっていました。

 

というのも、高校の頃にやっていたサッカーの

最後を飾る秋の選手権に、出場することができず、

さらに、チームもあっけなく2回戦で

敗退するという結果に終わりました。

 

それだけでも割と大きな挫折ではあったのですが、

追い打ちをかけるようにして、

志望して受験した大学に、ことごとく落ちてしまい、

浪人することが決まりました。

 

この、大きな挫折を味わって人生に絶望していた時期は、

今までの人生の中で断トツにキツかったです。

何をやっても上手くいかずに、

今までの自分のすべてを否定されたかのような、

自分自身の存在そのものを否定されたかのような、

そんな気持ちでいました。

 

そんな絶望した日々を過ごしている中で、

ふと立ち寄った本屋さんで見つけた本に、

心を奪われました。。

 

それが、今日紹介させていただく、

岡本太郎さんの

『自分の運命に楯を突け』

だったのです。

 

当時の自分は、

岡本太郎さんと言えば、

太陽の塔を作った良く分からない人

くらいの認識だったのですが、

本のタイトルと、写真にとても惹かれて、

すぐに買い、帰宅し、読み始めました。

 

本のタイトルからまずカッコいいですよね。

楯を突け!!

そのタイトルのバックに、

岡本太郎さんが左手を突き出して

こちらをじっと「見つめて」いる写真があって。

とても力強い表紙です。

 

(この「見つめる」というキーワードが、

本文でとても重要な言葉として扱われており、

本文を読み終わった後に、再びこの本の表紙を見ると、

とてもまた違った意味合いを持ってくると思いましたね。)

 

でも、この本は、表紙だけではなく、

本の内容もとても力強いんです。

(そうじゃなきゃ困るんだけど…( ´∀` )) 

 

 

この本は、

週刊プレイボーイ」に連載された

【にらめっこ問答】の一部をベースにして作られた本だそうです。

 

【にらめっこ問答】とは、若者が寄せた悩みに、

岡本太郎さんが真っ向から答えていくという

お悩み相談コーナーみたいなもののようです。

 

なので、この本の文体はとても口語的で、

読んでいると、岡本太郎さんに、

直接話しかけられているかのような感覚に陥ります。

 

この本に書かれていた、若者の悩みに対する

岡本太郎さんの答えは、当時の僕が、

ずっとずっと知りたかった答えでした。

 

そして、その答えはとても衝撃的で、

情熱的で、僕を魂から震わせました。 

 

後書きにある、構成者の言葉にも

書かれているのですが、

岡本太郎さんの言葉は

あくまで熱く、それでいて優しい。

 

失意のどん底にいる僕の魂を、

心の底から奮い立たせてくれました。

 

この本を読んだ後に受けた衝撃は、

今までの人生の中で、

後にも先にもこれだけです。

 

この本は、カテゴライズするならば、

自己啓発」に属することになると思うのですが、

巷にありふれたような日々の行動を、

ちょびっとずつ変えていこうなんていう

生易しい本ではありません。

己の精神の在り方を、

変えてみたらどうだい?

っていう、本当の自己啓発本だと、

いつは思っております。

 

■感想

 

前まで、いつは読んだ本の感想を書く前に、

本のまとめを書いていました。

 

その意図としては、

本を読んでない人にも伝わるように

というものだったのですが、

 

久しぶりに、自分の過去記事を読み返したときに、

こいつ、話が長げ~な。

と思いました。

 

それと、

こいつの話、めっちゃ面白いなw。

とも思いましたね。

(うぬぼれとかでは決してなくて、

自分で面白いなと思ったことを書いているので、

自分の文章が、自分のツボとぴったりはまって、

読んでいて普通に面白かったです。

皆さんも、やってみてはいかがでしょうか?)

 

話を戻すと、本のまとめを書いていると、

話が長くなってしまうので、

これからはあまり書かないようにしようかな。

と、思ったりしました。

 

そもそも、このブログを読んで、

紹介した本に興味を持ってくれたり、

本を読んだ後に、

このブログを読んでくれた人が

何かを感じてくれることが嬉しいので、

別にいつが本のまとめをする必要は

ないのではないでしょうか?

(まだ、この議論に決着はついておりません。

1人で勝手に議論しているだけなのですがww)

 

ってことで、今回は、

まとめを書かずに、

重要なことだけを書いていきたいと思います。

 

キーワードは『スジ』

 

この本で、岡本太郎さんは、

何度も何度も、自分の『スジ』を通せ!

と言っています。

 

『スジ』とは、

自分はこうやって生きていくんだ。

という考え方だそうです。

 

岡本太郎さんは、なんと、なんと、

五つ、六つの時からスジを持っていたそうです。

(やべーやつだ(;'∀')!)

 

そのせいで(筋を通したせいで)、なんと、なんと、

岡本太郎さんは、

小学生時代に四回も学校を変えました。

(マジでやべーやつやん!(^_-)-☆)

 

それでも、岡本太郎さんは、

自分のスジを貫け!と言っています。

それは、簡単なことではありません。

 

皆さんにも、

自分はこうしたいということがあっても、

社会・友人・家族・・・

などなどの、様々な要因で、

思うように行動(生きることが)できない。

という経験があるかもしれません。

(今、まさにそうだという人もいるかと思います。)

 

岡本太郎さんは、

上手くやろうとか、周りの人よりも秀でて、

カッコよく生きようなんていう人々の生き方を、

犬みたいに惰性的にだらだら生きていることから、

『犬生き』と言い放ちました。

 

客観的に見た人生は、人生じゃない。

キミが全身全霊で生きていることが、

”人生”なんだ。

 

しかし、そんなこと言ったって、

純粋に、自分自身を見つめて、

全身全霊で生きていくなんていう生き方は

岡本太郎さんにしかできないよ。

 

と思う方が大半だと思います。

いつ自身もそうでした。

周りの目を気にしたり、

失敗することを恐れたり、

何かに挑戦するときはいつも、

いろいろな壁が立ちふさがります。

 

岡本太郎さんは、

そんないつに対して、こう言いました。

 

自分自身と闘え!!!

 

それを聞いた時、いつはこう思いました。

 

はい!!師匠!!

 

そうです、怖くても、

いや、怖いからこそ、

その中に思い切って飛び込んでみるのです。

 

生きがいとは、

自分の人生と闘うことだ

 

それでもまだ、

自分には才能や能力がないと思い込み、

失敗を恐れて踏み出せない人がいると思います。

いつ自身もそうでした。

 

そんな時、岡本太郎さんは、

こう言いました。

 

自分に能力がないなんて

引っ込んでしまっていてはダメだ。

なければなおいい、

いままで世の中で能力とか才能なんて

思われていたものを超えた、

決意の凄みを見せてやるというつもりで

やればいいんだよ。

 

その言葉を聞いて、

いつはこう思いました。

 

この人、まじやべ~

 

■終わりに

 

今日は、いつのバイブルである、

岡本太郎さんの

『自分の運命に楯を突け』を

読んだ感想を書いていったのですが、

このブログを書くにあたって、

もう一度この本を読み返しました。

 

読み返したときに、

あの時ほどの感動がなかったのは、

自分があの時よりも、

自分の運命と闘えているからのような気がして

とても嬉しくなりました。

 

しかし、

岡本太郎さんがフランスにいた時の

話などを読み返して、

もっともっと人生を懸けて生きていかないとな

と、改めて強く受け止めました。

 

久しぶりにあの感情を思い出すことができて、

とても良かったです。

 

読んだことある方も、まだ読んだことがないよ

というかたも、是非読んでみて下さい!

 

そして、読んだ後に感想を教えていただけたら、

とてもとても嬉しいです( *´艸`)!!

 

 

自分の運命に楯を突け (青春文庫)

自分の運命に楯を突け (青春文庫)

  • 作者:岡本 太郎
  • 発売日: 2016/04/09
  • メディア: 文庫