いつが目覚めたかもしれない話(後編)
こんにちはー。咲夜いつです!
今回は、この前の続きから、話していこうと思います!!
この前までの話はこちら!
ということで...。
いよいよ待ちに待ったライブが始まります。
友達は、また会おう!!
と、嬴政が蕞に行くときに向に見せたような決め顔で僕のほうを見ながら、信者と呼ばれる神激のファンの輪の中へ入っていきました。
おいおいおいおい(;'∀')
待ってよ!置いていかないでよ!という向のような僕の思いも届かず、僕は壁際に一人取り残されました。
僕が一人立ち竦んでいると、隣のお兄さんが上着を脱いで半袖になりました。
いやいやいやww
まだ冬ですやん。
暖かくなってきたとはいえ、外めっちゃ寒いですやん。
いったい、これから何が始まるんだよと少し不安を覚えていると、
いきなり、会場中に爆音が響き渡りました。
僕は思わず顔をしかめます。
やばい、耳が音圧でやられる...
神激のメンバーがステージに入ってきて、その場にいた全員のテンションは一気に上がります!
神激 ‟皆さん盛り上がってますかーーーーー!!!👆”
信者‟イェ――――――イ!!!👆”
‟フォー―――――!!!👆”
あれ?
さっきのかわいかった神激のメンバーと、優しそうだった信者のお兄さんたちはどこいっちゃたのかな?
誰かな、興奮するとレイザーラモンでちゃう人?
とにかくみんなの熱気がすごい。
神激のメンバーのそうだし、信者の人たちも。
こんなに人間って盛り上がれるんだと、圧倒されました。
圧倒された僕は、開始早々、最終手段を使うことに。
ライブが始まる前に友達に、とりあえずこれ振っとけば何とかなる。
と言って渡された、神器サイリウム。
これで僕も戦ってやるぜ!!
と意気込み、ポケットからサイリウムを取り出し、ぽきっと折ってから、頭の上に掲げました。
どうだ!見たか!
これで僕も仲間入りだ!!
と思ってふと横を見ると、隣にいた信者の人に失笑されました。
あれ?なんで?
掲げていた手を下ろし、サイリウムを見ると、安物だったらしく、みんなが持ってるサイリウムの1/10くらいしか光ってませんでした。
サイリウム君?もうちょっと頑張ってよ。
蛍だってもうちょっと光るよ。
僕はそのサイリウムを、友人の鼻の穴に突っ込んでぐりぐりしてやるぜ。
みたいな鬼の表情を浮かべながら、そっとポケットの中にしまいました。
でも、サイリウムなんていらないよね。
右手を掲げるだけでいいんだよね。
心さえあればいいんだよね。
それが、ロックってもんだよね。
なんだかんだしているうちに、1曲目?だか、2曲目?が終わりました。
すると、一人の神激のメンバーが前に出てきて、語り始めました。
その時しゃべってたのは、涙染あまねさんっていう人なんですけど、
その話がね、めちゃめちゃ良いんですよ。
心に刺さるんですよ。
こいつ六大将軍か?ってくらいの檄飛ばしてくるんですよ。
まじで何年かぶりに生の人間の言葉を聞いた気がしました。
そこからまた歌が始まって、語りが入って、歌って。
みたいな感じでどんどん進んでいきました。
そして、カルピスの原液のような1時間を終え、ライブが終了しました。
ライブ終了後、みんなの顔には笑顔がそこにはありました。
まだまだ書けてないことがたくさんあるんですけど(会場にミステリーサークルがで出現したことや、はないちもんめが行われたことなど)、おなか減ったので、終わりにします。
皆さんの中で気になった人がいたら、是非一度行ってみて確かめてみてください!!
見たことのない世界がそこには広がっています。
ただし、めちゃめちゃ汗かくと思います。
ちなみに、ライブ後に、テンション上がりまくってた友達の話を聞かされてたんだけど、爆音で耳がおかしくなってて、何にも聞き取れなかったよ👆。
めでたしめでたし。
またねー。